みなさんはドラゴンクエストを遊んだことはありますか?
FFと並ぶ古典的RPGのいちシリーズですが、最近だと11なら遊んだことがあるという人が多いのではないでしょうか?
※ちなみに私は11やったことがありません。
そんなドラゴンクエストですが、アーケードゲームも展開されています。
今回は初代アーケードゲームである
「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード(以下DQMB)」
について語りたいと思います。

本作品はドラゴンクエストのアーケードゲームの中でも最高傑作との呼び声も高く、今でも根強い人気があります。
私も本作品からドラゴンクエストを触ったので、私の中でドラゴンクエストといえばこれ!!みたいなイメージがあります。
もしよろしければ、最後まで読んでみてください。
本作の概要
本作の起源はナンバリング作品のモンスター同士を戦わせるミニゲーム「モンスター・バトルロード」から。
そこからアーケード用として登場したのが、本作品となります。
DQMBには初代DQMBと、追加要素を加えたDQMBⅡ、さらに追加要素を加えWiiに移植したDQMBV(ビクトリー)の3種類があります。
プレイヤーはモンスターもしくはアバター(DQMBⅡ、DQMBVにて実装)を合計3体呼び出し、それぞれが持つ2つの技から1つを選んで、ゲームを進めていくことになります。
本作品のディレクターを務めたのは吉田直樹さん。
現在は「吉P」として、FF14やFF16などFFでのディレクターを務めているイメージが強いですが、ドラゴンクエストでもディレクターを務めた経験があります。
現在、DQMB、DQMBⅡは稼働終了しているため、今からプレイするにはDQMBVしかありません。
ちなみにDQMBシリーズの要素を一部引き継いだ、「ドラゴンクエストモンスターバトルスキャナー」「戦え!ドラゴンクエストスキャンバトラーズ」というアーケードゲームも後に稼働していました。
(こちらも稼働終了しています)
なぜDQMBシリーズは伝説となったのか?
ここからはDQMBの魅力、なぜ最高傑作といわれるのかをご紹介します。
高品質のグラフィックとモーション
当時としては綺麗なグラフィックでモンスター及びフィールドが描かれているのはもちろんですが、個人的にすごいなと感じるのは各モンスターのモーション。
多くの種類のモンスターが実装されているにもかかわらず、手抜き感が一切ありません。
一体一体凝ったモーションで攻撃します。
「このモンスターだったらこんな攻撃するんだろうなぁ・・」というイメージ通りに攻撃してくれるので、マイクマンのセリフも相まってバトルの臨場感が高めてくれます。
↑動画を見ると分かりますが、同じ呪文や特技でもモンスターごとに若干動きやエフェクトが異なっています。
据え置き機/携帯機では用いることができなかった技術とスペックをふんだんに注ぎ込もう!!!
という気概が感じられますね。
DQ1~DQ9で味わった緊張感をしっかりと再現
本作品はDQ9までのナンバリング作品、および外伝作に登場したモンスター、魔王、大魔王が実装されています。
本作品はレベルの概念がほぼなく、かつモンスター一体一体ができることがかなり限られています。
ナンバリング作品ではレベルカンストによるごり押しやバフ・デバフの重ね掛け、最強装備によって大魔王を余裕で倒す、といったことができますが本作ではそれができません。
そのため、大魔王戦は相性や運が絡み、当時味わったワクワクと緊張感を味わえる戦いとなります。
余談ですが、DQ3以降の魔王の等身に合わせて、竜王(人型)と邪神官ハーゴンのデザインが一新されており、オリジナル版と比べてかなりカッコよくなっています。

シンプルなようでしっかりと奥深いバトルシステム
本作品の操作としては各モンスターが持つ2つの技のうち、ボタンでどちらかを選ぶという、非常にシンプルなゲームですが、それと同時に奥深いバトルシステムになっています。
例えばアバターおよびモンスターの相性システム。
アバターと各モンスターには生息地/タイプ/見た目/戦闘タイプなどが設定されており、同じものでそろえると各種能力がアップします。
そのため、ただ単に強いモンスターを揃えればいいというわけではなく、相性を考慮して組み合わせれば一見弱そうでも強力なチームとなります。
この各カードの相性を考えるというのは、アーケードカードゲームの醍醐味ではあります。
ただ、他のアーケードカードゲームも経験している私から見ると、各モンスターの格差はそこまでありません。
その代表例がスライムです。
ナンバリング作品では常に最弱クラスで、本作でも初弾から実装されているモンスターということもあり、ステータスと技だけ見ると一見弱そうに見えます。

しかし相性を考慮すれば全然使える・・・というか、全モンスターの中でも強い部類のモンスターになります。
次にスペシャルカード。
これは1バトルにつき1回、歴代作品のキャラの力を借りられるカードです。
大ダメージを与えてくれる分かりやすいものから、行動不能にするカードやモンスターの技に追加効果を付与してくれるカードまで多種多様です。
歴代キャラのカードということもあり、すべてのスペシャルカードに特殊な加工が施されていました。
当時、アーケードでこのカードが出てきたとき、めちゃくちゃテンションが上がりました!!!
他にもアバターの職業や装備などバトルを奥深くする要素はありますが、文字数がかなり多くなっちゃうのでここらへんで区切ります(笑)
最後に
いかがでしたでしょうか?
ドラクエファンでこのゲームをやってない人がいればぜひやってほしいですね。
さすがに今からWiiで遊ぶのは少しきついかなと思うので、Switch/Switch2に移植されて発売してくれると嬉しい限りです。
格闘ゲームを中心にレトロアーケードゲームがちょくちょく移植されてはいるので、不可能だとは思えないのですが・・・スクエニさん、お願いします!!
以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!
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