過去に不遇なロックマンシリーズとして「流星のロックマンシリーズ」を語りましたが、こちらのロックマンシリーズも語りたかったので、よければ読んでみてください。
今回紹介するロックマンシリーズは
「ロックマンゼロシリーズ」
となります。

ゲームの概要
「ロックマンゼロシリーズ」は2002年からGBAで展開されているロックマンシリーズです。
ロックマンシリーズはこれまで一貫して、青をメインとした外見と片腕に装備されたバスターを主人公の特徴としていました。
しかし本シリーズは「ロックマンXシリーズ」の人気キャラ「ゼロ」を主人公としているためか、初めてその伝統から外れ、赤をメインとした外見とZセイバーという近接武器を特徴としています。
同じくGBAで展開された「ロックマンエグゼシリーズ」とほぼ同時期に始動しており、ジャンルは無印ロックマンから続く2Dアクションとなっています。
ロックマンエグゼシリーズが小学生などの低年齢層をターゲットにしたシリーズであるのに対し、ロックマンゼロシリーズはもう少し年齢の高い層をターゲットにしています。
それゆえかロックマンシリーズの中ではかなりの高難易度に加え、リザルト画面で攻略度合いに応じて「称号」が与えられます。
上手いと「ユウシャ」や「エイユウ」などかっこいい称号をもらえますが、あまりに下手だと「ウスノロ」や「マケイヌ」という称号(笑)をもらえるところも、ロックマンゼロシリーズの醍醐味です。
シリーズ史上残酷な世界を描くロックマン
最初の方にも少し話しましたが、このロックマンゼロシリーズ最大の特徴として、「シリーズ史上残酷な世界観」があります。
舞台は「ロックマンXシリーズ」から100年後の世界。
人の手によって生み出された、高度な思考回路を持つロボット「レプリロイド」は、かつて人とともに社会を発展させてきました。
しかし、レプリロイドの中には高度な思考回路がゆえに、人間に反抗する者たち「イレギュラー」が生まれるようになります。
イレギュラーとそれ以外の者たちとの戦争は長きにわたり続いたのち、青き英雄「エックス」の活躍により終結します。
この戦争の経験から、レプリロイドのイレギュラー化を恐れた政府は、無実のレプリロイドを大量に処分していきました。
しかし人間である元科学者の「シエル」は現状を良しとせず、イレギュラーの汚名を着せられたレプリロイド達とレジスタンスを結成し・・・
・・・という流れからロックマンゼロ1がスタートします。
↓人間であり元科学者のシエル

「ロックマンXシリーズ」からゼロを含め、やや全体的に等身が低くなり、デフォルメされたようなデザインに一新しました。
しかし、弱いレプリロイドが無慈悲に処分されていく様子がしっかりと描かれており、初期ロックマンXシリーズのようなハードな世界観も持ち合わせています。
さらに3から、とある人物の登場により勢力が変化。
レプリロイドはおろか、人間にとっても今日生きていけるかどうかわからない世界の中で、必死にあらがうシエルとゼロに心打たれます。
そして最終作である4の結末はハッピーエンド・・・ではありませんが、非常に魅力的な結末となっており、4のキャッチコピーである、
「そして、すべてがゼロになる。」
をしっかりと体現した結末となっております。
気になる方はぜひプレイしてみてください!!!
余談
ロックマンといえばカプコンですが、このロックマンゼロシリーズは純粋なカプコン作品ではありません。
もともとカプコンに所属していたスタッフ10人ほどが独立して創業した「インティクリエイツ」が開発を担当しています。
2Dアクションを主力にロックマンゼロシリーズ以外にも数多くのゲームを開発しており、ロックマンゼロシリーズおよびロックマンZXシリーズの開発後、それらのノウハウを生かした「蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト」を開発しています。
興味があれば購入してもよろしいのではないでしょうか?
今からプレイするには?
今からプレイするにはSwitchでプレイできる「ロックマンゼロ&ZX ダブルヒーローコレクション」がおすすめです。

ロックマンゼロだけでなく、その後継シリーズであるロックマンZXシリーズと追加要素が加わったコレクション作品になっています。
また始めるナンバリングですが、正直1・2は高難易度や荒削りの部分が多いので、2Dアクションが不慣れな人は3から始めても問題はないかと思います。
3→4とやって、興味があれば1や2、ZXシリーズを遊んでみてはどうでしょうか?
主要キャラの数は少なめですし、一応前作までのストーリーのおさらいをやってくれるのでストーリーが理解できないということもないと思いますし。
そんなわけでロックマンゼロシリーズの解説を終わりたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!
↓合わせて読みたい記事
コメント