地球以外に住める星ってあるの?
住めるとは断言できませんが、いずれ技術の進歩によって居住可能になるのではないか?、とされる惑星はいくつか発見されているみたいです。
まず前提として、人間が居住できるためには最低でも下記の2つの条件を満たす必要があるみたいです。
1.その惑星がハビタブルゾーンにあること
ハビタブルゾーンとは地球に住む人間とそのほかの生物が生存できる惑星間の空間です。生命居住可能空間とも呼ばれています。
宇宙全体から居住可能な惑星をピンポイントで探すのは困難なので、あらかじめエリアを絞り込むということですね。
ハビタブルゾーンとなる条件はいくつかありますが、重要な条件の一つとして液体の水が天体表面に安定に存在できる条件(表面温度が0℃ー100℃の範囲)があります。
ハビタブルゾーンに関する詳細はこちら↓
天文学辞典 ハビタブルゾーン
2.地球型惑星であること
惑星は主に地球型惑星と木星型惑星の2つに分かれます。
このうち地球型惑星は、その名の通り地球と似た特徴を持つ惑星グループのことを指します。
主な特徴としては
・岩石・鉄を主成分とする金属から構成される
・比較的小さく密度が高い
・大気層が薄い
地球型惑星の詳細についてはこちら↓
天文学辞典 地球型惑星
上記の条件を満たす惑星として、次の3つの惑星が挙げられ居住可能ではないかといわれています。
ケプラー186f (Kepler-186f)
太陽以外の恒星のハビタブルゾーン内で初めて発見された地球サイズの系外惑星
地球から約500光年離れた赤色矮星ケプラー186の周りを公転しています。
表面に液体の水を保つことのできる大気を持っている可能性があると考えられています。
2.プロキシマ・ケンタウリb (Proxima Centauri b)
太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリのハビタブルゾーン内を公転する地球サイズの惑星であり、地球から約4.2光年と非常に近い位置にある。
しかし、恒星のプロキシマ・ケンタウリは頻繁に強力なフレア(恒星表面での爆発現象)を放出するため、惑星の大気が維持されにくい可能性も指摘されている。
大気の安定性や、強力な放射線による影響が居住可能性の大きな課題である。
3.TRAPPIST-1e (トラピスト1e)
地球から約40光年離れたTRAPPIST-1という恒星を公転する7つの地球型惑星のうちの1つ
TRAPPIST-1系にはハビタブルゾーン内に複数の惑星が存在し、その中でもTRAPPIST-1eは地球に似た海洋を持つ惑星である可能性が最も高いとされている。
この中だと居住可能性が高い順でTRAPPIST-1e、ケプラー186f、プロキシマ・ケンタウリbといったところでしょうか?
なんにせよ自分が生きている間に、宇宙空間を高速で移動できるような技術が生まれているといいですね!!
・・・まあ無理だと思いますが(笑)
遠くからだと山が青く見えるのはなぜ?
結論から言うと、レイリー散乱と呼ばれる光の散乱現象が関係しているみたいです。
まず光というのは粒子と波の両方の性質を持つため、光が私たちの目に入ってくる前に何かにぶつかると、粒子として四方八方に散らばる性質(散乱)があります。
光源から放たれた光が対象物にぶつかり、一部の光が反射され私たちの目に入ってくる間に散乱する光ほど、その光の色を対象物全体の色として認識しています。
そして太陽光はさまざまな色の光(赤、橙、黄、緑、青、紫など)が混ざったものです。
これらの色の光はそれぞれ異なる波の長さ(波長)を持っています。
このうち青や紫などの波長の短い光が空気の分子(窒素や酸素など)や微粒子によって散乱する現象をレイリー散乱といいます。
これは対象物と観察者の間にある空気の層が厚いほど、レイリー散乱の効果が大きくなります。
つまり、山を遠くから見るほど山本来の色にレイリー散乱によって散乱された青や紫の光が
加わり、近くで見る時より青っぽい色として認識する、といった原理となります。
宇宙は真っ暗にもかかわらず空が青いのも、対象物(宇宙)と私たちの間に厚い空気の層があり、レイリー散乱により青色の光として私たちの目に入ってくるからみたいです。
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