第4回目は「ほろびのうた」です。
概要
タイプ:ノーマル
分類:変化
PP:8
効果:
技を繰り出してから3ターン終了後に、この技を繰り出したときに場に出ていた、自分を含むすべてのポケモンはひんし状態になる。それまでに交代したポケモンは効果が消える。
主な仕様:
技「まもる」「みがわり」を使用しても、それらの技の効果を無視してひんし状態となる。また、きあいのタスキ持ちや特性「がんじょう」持ちの場合でも同様である。
ほろびのうたの効果を受けたポケモンが技「バトンタッチ」を使用した場合、バトンタッチ先のポケモンにほろびのうたの効果が引き継がれる。
ほろびのうたの効果はすばやさの高いポケモンから発動する(トリックルーム下ではすばやさの低い方から)。お互いに最後のポケモンの場合は、先に倒れたほうのトレーナーが敗北する。
強み
1.強制力の強い交代誘発
技「あくび」「アンコール」など、場に出ているポケモンの行動を制限させることで交代を誘発させる技はいくつかありますが、技「ほろびのうた」は行動の制限が無い代わりに、交代しなければひんしになるため、交代の圧力を大きくかけられる技になります。

また、対戦で頻繁に使われる技「まもる」「みがわり」の効果を貫通するため、技そのものが無効化されるケースがほとんどありません。
したがって、「あくび」「アンコール」ほどの万能さはありませんが、形勢不利の際に交代圧力をかけたり、相手が交代する隙に形成有利の場を整える時に役立つ技になります。
ただし注意点として、技「バトンタッチ」を使用するとバトンタッチ先のポケモンにほろびのうたの効果が引き継がれてしまうため、積み技のための起点作成としては採用できません。
2.コンボで大きなアドバンテージ
ハイリスク、ハイリターンである分、他の変化技を組み合わせることで、技の効果であるひんしを確実に狙えたり、ひんしを警戒している隙に別のアドバンテージを狙うことができます。
したがって他の技と組み合わせることで真価を発揮する技とも言えます。後述しますがバインド技をはじめ、交代技、設置技などと相性が良いです。
弱み
1.場面読み、サポートが必要
強み2の反面、ほろびのうたのみでひんしを狙うのは至難の業です。
また、ほろびのうた発動時はそのターン何もしないことになるので、相手に明確な隙を見せてしまいます。そして、ほろびのうたが相手のパーティにあまり刺さらず、勝ちにつなげられない対戦もあるでしょう。
傾向として、耐久ポケモンが少なく高火力で攻めるパーティだとあまり刺さりません。
したがって、ほろびのうたを採用する際はどういった場面を想定しているのか?、また何の技と組み合わせるのかを事前に考え、実際に使っていく必要があります。その場のノリで使用しても勝つことはできません。
2.事故の可能性大
自身もほろびのうた状態になり、3ターンの間にこちらも交代しないとひんしになります。ということは、対戦歴の長い経験者に利用されて事故を起こしてしまうことも考えられます。
代表的な例としては、こちらがほろびのうたを繰り出したターンにバインド技を受ける、もしくは特性「かげふみ」「ありじごく」持ちのポケモンに交代されて、こちらが交代できないまま3ターンが経過してしまうケースが考えられます。
3.ゴーストタイプには効きづらい
ゴーストタイプのポケモンに対してほろびのうたは効きにくいです。
その理由は、ほろびうたと相性のよいものとして、バインド技および特性「かげふみ/ありじごく」がありますが、どちらもゴーストタイプには効果がありません。したがってほろびのうたの天敵はゴーストタイプになります。
選出時に、相手のパーティにゴーストタイプのポケモンがどれだけいるか確認しましょう。また、ゴーストタイプの対策として、
マスカーニャや
ドドゲザンなどのタイプ一致ふいうちを繰り出せるポケモンを、パーティに入れておいてもいいかもしれません。
相性の良い組み合わせ
相性の良い技
・バインド技×ほろびのうた
バインド技とはバインド状態(4~5ターンの間交代できない、かつ毎ターン終了時に最大HPの1/8ダメージを受ける)を付与する技です。ほろびのうたの対象となるポケモンにバインド技を繰り出す、もしくはバインド技を繰り出した次のターンにほろびのうたを繰り出すことで、確実にひんしを狙うことができます。
バインド技は全10種あります。全て攻撃技であり、バインド状態を付与するのみの変化技は現状ありません。
【バインド技一覧】
| 技名 | タイプ | バインド技×ほろびのうた 習得ポケモン |
| しめつける | ノーマル | 現状なし |
| まきつく | ノーマル | 現状なし |
| ほのおのうず | ほのお | チルタリス |
| すなじごく | じめん | 現状なし |
| うずしお | みず | マリルリ ニョロトノ アシレーヌ |
| まとわりつく | むし | 現状なし |
| サンダープリズン | でんき | 現状なし |
| マグマストーム | ほのお | 現状なし |
| キョダイヒャッカ (キョダイマックス技) | ほのお | 現状なし |
| キョダイサジン (キョダイマックス技) | じめん | 現状なし |
尚、持ち物「おんみつマント」を持った状態でバインド技を受けてもバインド状態を防ぐことはできません。これもバインド技の強みです。
・交代技(とんぼがえり/クイックターン/ボルトチェンジ等)×ほろびのうた
ほろびのうたの効果から逃れると同時に、相手にダメージを与えることができるため、交代技も相性が良いです。そして、ほろびのうたを使用後、相手より先に交代するか、後に交代するかでメリットが変わります。
先に交代
→相手が同様にクイックターン、ボルトチェンジによって交代しようとした際、特性やタイプ相性で無効化できる。
後に交代
→交代先を見ながら、こちらが有利なポケモンを繰り出すことができる
| 技名 | タイプ | 交代技×ほろびのうた 習得ポケモン |
| とんぼがえり | むし | 現状なし |
| クイックターン | みず | アシレーヌ |
| ボルトチェンジ | でんき | 現状なし |
| すてゼリフ | あく | 現状なし |
| テレポート (必ず後攻) | エスパー | 現状なし |
・設置技(ステルスロック/まきびし/どくびし/ねばねばネット)×ほろびのうた
あいてのポケモンがひんしになるか、交代先が設置技の効果を受けるかの2択を押し付けることができます。
特に無効化されにくいステルスロックで相手のきあいのタスキを潰したり、どくびしでどく状態にして特殊アタッカーや耐久ポケモンを弱体化するなどの戦略につなげることができます。
| 技名 | タイプ | 設置技×ほろびのうた 習得ポケモン |
| ステルスロック | いわ | 現状なし |
| まきびし | じめん | 現状なし |
| どくびし | どく | ゲンガー |
| ねばねばネット | むし | 現状なし |
相性の良い特性
・かげふみ/ありじごく×ほろびのうた
特性「かげふみ/ありじごく」は場に出た時、相手のポケモンが逃げたり、交代できなくする特性です。ほろびのうたの脱出方法を封じることができるため、おそらくほろびのうたと最も相性が良い特性といえます。
その中でもメガゲンガーはゴーストタイプなので相手がバインド技や特性「かげふみ/ありじごく」で逃げられないことなく、安全にほろびのうたを使用することができます。
尚、特性「かげふみ/ありじごく」同士の場合、両者の特性は無効化されます。
・しぜんかいふく(さいせいりょく)×ほろびのうた
特性「しぜんかいふく」は他のポケモンと交代すると、状態異常が回復する特性です。
ほろびのうたを繰り出すポケモンは必ず交代する必要性があるため、場に出た際に受けた状態異常を回復できれば、再度技を繰り出せる確率が上がります。2026年5月時点のポケモンチャンピオンズでほろびのうたを覚える特性「しぜんかいふく」持ちは、
チルタリスのみです。
尚、同様に最大HPの1/3を回復する特性「さいせいりょく」も相性が良いですが、ほろびのうたを覚えるポケモンはいません。
相性の良い持ち物
現時点(2026年5月時点)のポケモンチャンピオンズで、ほろびのうたと相性の良い持ち物は特にありませんが、今後追加されるであろう持ち物を対象に紹介します。
・ねばりのかぎづめ×ほろびのうた
持ち物「ねばりのかぎづめ」はバインド状態の効果持続ターンを4~5ターンから7ターンに増やす道具です。
バインド技→ほろびのうたのコンボの成功確率を上げる道具として相性が良いです。
・脱出ボタン×ほろびのうた
技を受けた時、手持ちのポケモンと交代する持ち物です。
ほろびのうたを繰り出したそのターンに攻撃を受けてすぐ交代ができます。また、相手からのバインド技を受けたとしても、持ち物の効果が優先となるので交代が可能です。
最後に
技「あくび」「アンコール」と比較すると技の汎用性は低いですが、成功すれば対戦において大きなアドバンテージを得ることができます。基本的にはバインド技と合わせることになると思うので、バインド技も合わせて勉強しておくことがおすすめします。
こういったマイナー技は、あまり技の詳細を分かっていないトレーナーも実は多いので、戦略の幅を広げ、差をつけていきましょう!!
今回は以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
・関連記事


チルタリス
マリルリ
ニョロトノ
アシレーヌ
ゲンガー
コメント