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技解説5:いたみわけ【ポケモンチャンピオンズ】

ゲーム


第5回目は「いたみわけ」です。

概要


タイプ:ノーマル

分類:変化

PP:8

効果:
自分と相手のHPを2匹の残りHPの平均値にする(足して2で割る)。

主な仕様:
・【剣盾】ダイマックス時は、もとのHPで平均値を計算して、もとのHPと平均値との差分値を現在のダイマックス時のHPから増減する。
・この技によってHPが回復する時、最大HPを超えて回復することはできない。
・使用者と対象の残りHPが全く同じときでも成功扱いとなり、技「やけっぱち」等の威力増加は適用されない。
・かいふくふうじ状態でも回復ができる、また特性「ヒーリングシフト」持ちが使用しても技の優先度は0のままである。
・反撃技(カウンター、ミラーコート、メタルバースト等)の対象にはならない。


強み

1.ダメージソースにもなる回復技


技「あさのひざし」「つきのひかり」「じこさいせい」のような、自力でHPを回復する技ではなく、相手のポケモンのHPを利用して回復する珍しい技です。


相手がより多くのHPを残しているほど、こちらの回復量と相手へのダメージ量が増大するため、使用するタイミングによっては、上記の回復技の効果を大きく上回ることもあります。


例として、お互いの残りHPが半分だと想定し、ミミッキュ(H+0)カバルドン(H+32、B+32、ぼうぎょにプラスの性格補正)に対して技「いたみわけ」を使用した場合、両者のHP増減量および最終的なHPの割合は、下記の通りになります。

ポケモン増減量最終的なHP割合
ミミッキュ((130+215)/2)/2=86100%
カバルドン-((130+215)/2)/2=-8620.4%



ミミッキュはHPを全回復できたのに対し、カバルドンはHPが約30%も削られました。これはガブリアス(A+32、こうげきにプラスの性格補正)が、威力100のドラゴン技を繰り出した際に受けるダメージに相当します。


このように、自身の回復と、アタッカー並みのダメージを1ターンで同時に行えるのが、いたみわけの最大の強みになります。

2.低HPを活かす


相手と残りHPを比較して低い方が回復できる仕様上、元々のHPが低いポケモンと相性が良いです。


【HP種族値60以下のポケモン】
・アーボック(60)
・ヤミラミ(50)
・ロトム(50)
・パンプジン(55)
・ミミッキュ(55)
など


HPが低いポケモンはダメージ計算式の構造上、耐久ポケモンに不向きですが、この技を採用することで低HPのポケモンも耐久型として運用していくことが十分可能です。特にタイプや特性が優秀であれば、採用の価値は大いにあります。

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3.受け出しと相性が良い


相手に一回分の行動を許す代わりに、別のポケモンへ入れ替える「受け出し」行為といたみわけは相性が良いです。


いたみわけは通常、こちらのHPがある程度減っている状態で繰り出した方が効果が高いため、


交代→攻撃を受ける→(次ターン)→いたみわけ→HP回復


によって、受け出しによるリスクをカバーしつつ、相手にダメージを与えることができます。
(ただし、交代時に相手が変化技を使用してきた場合は要注意です)

弱み

1.安定力が低い


自分のポケモンよりもHPが低いポケモンへ交代された場合、回復するどころかこちらのHPが減る場合もあります。


また、対戦が長期化して相手のポケモン3体のHPががまんべんなく減っていると、いたみわけの恩恵を受けにくくなり、技スペースをひとつ無駄にしてしまいます。



このように、いつ、どのポケモンに対していたみわけを繰り出すかで効果が大きく変動するため、自力で回復する技と比較すると、技そのものの安定力が低く、繰り出すタイミングを見極めることが必要です。

2.一撃ひんしのリスク


強みで「低HPのポケモンと相性が良い」と述べました。しかし、そもそも低HPのポケモンは高HPと比較して、タイプ一致+こうかばつぐんや、ランク補正、天候、特性による火力上昇によって、一撃でひんしになりやすいというリスクを抱えています。


例として、とくこうにプラスの性格補正があるアシレーヌ(C+32)のムーンフォースをミカルゲで受ける場合、H+32だけでは一発でひんしになります。D+32、かつとくぼうにプラスの性格補正までしないと受けきることができません。


HPを多く減らされる分、いたみわけによって相手から多くのHPを奪うことができるのも一理ありますが、まずはひんしにならない状況を確保するのが最優先です。特に、不意のこうかばつぐん技が来ないよう、相手のポケモンはどんな技を覚えさせているか、ある程度の予測を立てておきましょう。

相性の良い組み合わせ

相性の良い技

・ちょうはつ×いたみわけ


上記でも述べましたが、いたみわけの効果を最大限発揮するには、相手に攻撃してもらう必要があります。


いたみわけを警戒して、相手に変化技を繰り出されると厄介なため、変化技を封じて強制的に攻撃する状況を作るコンボが強力です。

・のろい(ゴーストタイプポケモン)×いたみわけ


ゴーストタイプポケモンが技「のろい」を使用すると、最大HPの1/2が減る代わりに、交代するまで毎ターン、相手ポケモンの最大HPの1/4ずつ減らします。


のろい→いたみわけのコンボで、こちらの火力や相手のポケモンの耐久力に関わらず、相手のHPを強引に減らしていくため、耐久ポケモン対策のコンボとして非常に強力です。


この戦法を得意とするミミッキュやミカルゲも、こうかばつぐんとなるタイプの数が少ないため、のろいによってHPが減ってもひんしになりづいらいです。また、相手が攻撃してくる状況よりも変化技を使用してくる状況の方がコンボが成功しやすいため、初手の対面で使用するのがおすすめです。

・積み技(ぼうぎょ、とくぼう)×いたみわけ


耐久を上げる積み技も、技を繰り出すターンは攻撃技を受けやすいため、その後のいたみわけによって形成有利につなげることができます。


耐久のみを上げる積み技としては、技「てっぺき(B↑↑)」「ドわすれ(D↑↑)」「コスモパワー(B↑D↑)」などがあります。現在のチャンピオンズではいたみわけとコスモパワーを両立するポケモンは実装されていないので、ぼうぎょととくぼうの両方の耐久を上げていくことが難しいです。

技の組み合わせ主な習得可能ポケモン
てっぺき+いたみわけドヒドイデ
ヤバソチャ
フォレトス
ドわすれ+いたみわけダストダス
めいそう+いたみわけミカルゲ
ヤミラミ
ゾロアーク
ビルドアップ+いたみわけチャーレム
エルレイド
ミミッキュ


相性の良い特性


主に、一撃でひんしにならない耐久向けの特性と相性が良いです。

・ばけのかわ×いたみわけ


最大HPの1/8をダメージとして受ける代わりに、あらゆる攻撃技を1回だけシャットアウトする特性「ばけのかわ」は非常に強力な特性です。


この特性を有しているのはミミッキュのみですが、ミミッキュ自体がいたみわけだけではなく、変化技を広く扱えるため、攻撃技を防ぐ1ターンにできることが多いのも、「ばけのかわ=強い」という認識を決定づけています。


この特性の仕様上、受け出し直後にいたみわけを使う場面は少なくなりますが、そのぶん、のろい→いたみわけのコンボを安全に成功させやすいため、得られるアドバンテージの方が大きいです。

・がんじょう×いたみわけ


一撃でひんしにならず、確実に行動できることが重要なポケモンにおいて、特性「がんじょう」は万能ではないものの、強力な特性です。


基本的に特性発動の頻度は1バトルに1回ですが、いたみわけで全回復できれば、がんじょうをもう一回発動することが可能です。


現状、特性「がんじょう」持ちでいたみわけを習得できるのはフォレトスのみですが、過去シリーズではダイノーズ(ノズパス)も習得可能でした。ダイノーズの方がHPが低いため、特性が発動しやすく、いたみわけとも相性が良いです。

相性の良い持ち物


主に受け出しをサポートする持ち物と相性が良いです。

・オボンのみ×いたみわけ


受け出し時に、HPの半分以上ダメージを受けていると、次ターンの先制攻撃技でいたみわけを繰り出すことなくひんしになる場合があります。


オボンのみは、受け出しから安全に着地して次ターンの行動を確保するためのもちものとして、いたみわけと相性が良いです。

・半減きのみ×いたみわけ


弱み2で述べたタイプ一致+こうかばつぐん技を受けきる役割として持たせます。


ゴーストのポケモンが多いので、悪タイプの技を半減するナモのみや、ゴーストタイプの技を半減するカシブのみが筆頭として挙がります。

・アッキのみ/タラプのみ×いたみわけ


ぶつりととくしゅ両方に対応したい場合は、積み技とアッキのみ/タラプのみを併用することがおすすめです。


アッキのみはぶつり技を受けると1度だけぼうぎょランクが1段階上昇、タラプのみはとくしゅ技を受けると1度だけとくぼうランクが1段階上昇します。相手のポケモンがぶつりととくしゅ、どちらを繰り出してくるか分かっている場合は、受け出しで投げても良いでしょう。


2026年6月時点ではアッキのみ/タラプのみは実装されていませんが、今後実装されれば、いたみわけ持ちの持ち物として候補に挙がってきます。


余談として、類似した持ち物には特定のタイプの技を受けると、ぼうぎょ/とくぼうランクが1段階上昇する持ち物も過去シリーズにはありました。

持ち物効果
きゅうこんみずタイプの技を受けたときに、とくこうランクが1段階上昇する
じゅうでんちでんきタイプの技を受けたときに、こうげきランクが1段階上昇する
ひかりごけみずタイプの技を受けたときに、とくぼうランクが1段階上昇する


最後に


技「いたみわけ」は、自力で回復する技と比較すると、安定力に欠けている点や使用者の腕に左右される点が目立ちますが、自身の回復と相手へのダメージを同時に行えるのは非常に画期的です。


また、耐久には不向きな低HP×高ぼうぎょ/高とくぼうのポケモンを、耐久ポケモンとして採用できる、希望の星的な技とも言えます。


今回は以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!


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