みなさん「勉強」は嫌いですか?
私は学ぶものによります。
思考や想像する余地のある分野は興味を持てますが、暗記が多い分野にはあまり興味が持てません。
一応、国公立大学に合格+ストレート卒業し、勉強については人並みに頑張ってきた・・・?
私が現代における勉強の意味について、考えを述べたいと思います。
「勉強ってなんのためにやるの?」←親や先生はどう答えた?
あなたは学生の頃、親や先生に
「勉強ってなんのためにやるの?」
と聞いたことがあるでしょうか?
もし聞いた方に質問します。
その時に腑に落ちる回答はしてくれましたか?
おそらく大半の人はその回答に腑に落ちず、曖昧な答えで流されたのではないでしょうか?
「良い仕事につくため」
「しっかりとした人間になるため/ダメな人間にならないため」
「将来やりたくないことがたくさんあるから、そのための練習」
おおかた、こういった回答をされたのではないでしょうか?
ただ私から言わせてもらうと、これらの回答は本来の意味から派生したモノに過ぎないと思っています。
木で例えるなら枝葉に相当します。

決して幹や根にはなりません、というかしてはいけないと思っています。
では勉強の本来の意味とは?
それでは勉強の本来の意味、言い換えればどういった理由で勉強をするべきなのかを述べたいと思います。
心を豊かにするため
「Nier:Automata(ニーア:オートマタ)」というゲームに出てくる「アダム」というキャラクターは、ゲーム内でこんなセリフを残します。
「知識は心を豊かにする」
このセリフは私がゲームプレイ中、かなり印象に残ったセリフでもあります。

本来、知識(+知見、知性)と心、すなわち創造性や「何を感じ、何を思ったか?」という思考(以下まとめて想像力)は切り分けられており、知識な豊富なことと想像力が豊かなこと、というのは同居しにくいと考えられています。
世間的に想像力が豊かだと思われている人物、例えば芸術家やYotuberなどクリエイティブな活動をされている方の多くに「知識が豊富」というイメージを持ちにくいのではないでしょうか?
しかしこのセリフからは、知識と想像力は切り離されたものではなく、知識の積み上げによって豊かな想像力が育まれていく、という解釈ができます。
豊かな想像力というのはクリエイティブな活動だけでなく、日々の生活で新しい発見や幸せを感じたり、つらいことを乗り越えるためにも役に立ちます。
私は勉強によって積み上げてきた知識が想像力を形成させ、より幸せな人生を送るために役立たせるべきではと考えています。
私流の勝ち方を知るため
ただ「心を豊かにするため」に勉強するというのは、個人的に学びたいことならまだしも、学校の勉強や会社で必要なことを学ぶ時の理由としては、現実的ではないですよね。
私もそんな心が清らかではありません(笑)
では他の理由はないのか?
というと、私は自分流の勝ち方/結果の出し方を知るために勉強をするべきだと考えています。
例えば
・試験までの勉強の計画はどうするのか?
・どれくらいの間隔で休憩を挟めば集中力が持続しやすいか?
・どの時間帯であれば集中しやすいか?
・自分が集中するのは静かな場所か?少し騒がしい場所か?
・口頭で教えてもらうほうが理解しやすいか?それともテキスト等の文章の方が理解しやすいか?
など「どうすれば自分は勝つことができるのか?/成果を出すことができるのか?」を勉強を通じて理解していく。
いわば自分を知るためというのも、勉強の意味として適切だと考えています。
世間的な「勉強」に思うこと
ただ私は現代の「勉強」について、少し思うことがあります。
まず、現代の「勉強」はかなり範囲でしか使われていません。
主に学校の科目内容や仕事に役立つ資格の内容でしか「勉強」という言葉は使われていないと思います。
しかし私は、先に述べた本来の意味を満たしているのであれば、スポーツやゲームについても、勉強という言葉を使ってもいいと思います。
受験勉強や資格勉強だけが勉強ではありません。
それ以外のものもたくさん学び、知見を広げていくべきだと考えています。
次に、現代の「勉強」で成果を上げた人たちの神格化です。
よくテレビのニュースやゴールデン番組に呼ばれる知識人枠の方って、「○○○大学卒業」という肩書きを引き下げて登場するじゃないですか?
あとは「東大王」なんかもいい例ですね。
そういった方たちに対して
「全知全能」
「知らないことなんてない」
「私たちとは次元が違う」
というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
しかし彼らも私たちと同じく人間であり、勉強していないことについては的外れな発言をする可能性だってあるのです。
特に現代はSNSが発達し、発言に対する矛盾を指摘するポストも多くみられます。
素で発言をしているのか、扇動するために発言しているのかは分かりませんが、それらの発言は参考程度にとどめて、自分で調べることをおすすめします。
最後に
人生は死ぬまで勉強の日々です。
特定の期間だけ必死に勉強しても、そのあとの勉強を怠ってしまえばせっかく積み上げてきたものも崩れしまいます。
だからこそ勉強を「嫌なタスク」ではなく「自分が見ている世界を広げてくれる、成長させてくれるもの」ととらえている方は強い。
まさに「勉(めて)強(くなる)」を体現している人だと思います。
これで以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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