あなたには、何か一つでも自信のあることはありますか?
現代はSNSの普及により、上を見始めるときりがない時代です。
得意なことがあっても自信が無いという方は多いのではないでしょうか?

今回はそんな「自信」について、自分の考えを述べたいと思います。
最後まで見ていただけると幸いです。
なぜあなたは自信がないのか?
自信がないことの理由として
「メンタルが弱いから」
「自信がつくほどの努力をしていないから」
と、よく言われますが正直理由として不十分に思います。

確かに成功体験や努力によって自信を持つようになるケースもあると思いますが、それ以外の要因・・・特に自分の行動だけではどうにもならない要因により、自信がないケースも考えられます。
例えば、育ってきた環境。
過干渉な環境で育つと、自分の思いついた行動だけでは不十分だと考え、他の誰かから許可をもらわないと動けない、そして自信を失うことにつながります。
次に生まれながらの気質。
HSP(Highly Sensitive Person,「繊細さん」とも呼ばれる)は音や光だけではなく、人の感情にも敏感であり、「これだけだと上司は怒るんじゃないか?」と考えやすいです。
その結果、自分の行動に確証が持てません。
先天的なものだけでなく、自分の行動によって誰かを困らせてしまった/怒らせてしまった、という過去がある場合、自分の行動に自信を持たせないことで適宜フィードバックし、二度と起こらないようにする・・・
という後天的なものもあります。
フィードバックを行うことは素晴らしいことですが、そういった本能が過剰に働いてしまうと、どんなことに対しても自信が持てず、精神的な悪影響を及ぼしたり体の異常を発症することもあります。
「自信」と「無謀」は違う
よく自信をつけるには自己肯定感を高めるべきと言われるが、根拠もなしに自己肯定感を高めることはできません。
それは自信ではなく「無謀」です。
一時的に「できる気がする」と思い込んでいても、ちょっと嫌なことがあればすぐに失ってしまいます。
自信には、自信をつけうる根拠が必要です。
自信をつけうる根拠とは、自分の行動によって周囲が変化する、自分の人生が変化しているという実感を持つような体験。

自己肯定感よりも「自己効力感」が近いです。
自信をつけるためには自己肯定感よりも自己効力感を高めるほうが効果的です。
自己効力感が自信を高める理由
あなたが行動によって、自分の周囲もしくは自分の人生に何かプラスの変化があると、「自分次第で何かを変えられる」という実感がわきます。
そうすると、よりプラスの変化を求めてさらに行動しようとします。
それによって自分の周囲もしくは自分に人生にさらにプラスの変化が起きます。
そして「自分次第で何かを変えられる」という思いがさらに固まり・・・という正のサイクルを生み出します。

もちろん、常に良い結果になって帰ってくるわけではありません。
時には悪い結果となって帰ってくるでしょう。しかし重要なのは「行動で変化した」という確証です、結果はそこまで重要ではありません。
10やって10すべてが悪い結果となって帰ってくるなんて、よほどのことがない限りありませんので。
自己効力感を高めるもの
それでは自己効力感を高めるためには、何が必要でしょうか?
大事なことは2つです。
自分自身との「ちょっとした約束」を守る
自信とは「自らを信じること」です。
自分にフォーカスが当たると自覚しづらいですが、他人の場合はどうでしょうか?
友人やそれ以外でもいいので、「この人は信頼できる」と思える人をできるだけ多く想像してください。
彼らの共通点は何でしょうか?
能力が高い?
コミュニケーション力がある?
常にポジティブ?
こういった共通点もあるとは思いますが、それ以上に「交わした約束は必ず守ってくれること」は信頼できる証といえないでしょうか?

ということは自分自身との約束事を守ることで、自らを信じられる、すなわち自信をつけられるのではないでしょうか?
例えば、明日のこの時間に掃除をするとか、今週末締め切りの課題を終わらせるなど。
そんなたいそうな約束をする必要はありません。
ただし、たいしたことではないからといって、決めた期限に遅れないようにすること。
できることを増やす
できることが多ければ、新しくやらなければならないことへの目に見える根拠となります。
「自分にはこんなにもできることがあるんだから、多少苦戦するとしても最終的にできる」
と思えるようになります。
おすすめしたいのが「家事」
掃除、料理、洗濯などはどんな人でもできて損をすることはないでしょうし、特に料理はレパートリーを増やせるし、外食と比較して節約にもなるので一石三鳥です。
釣りや登山、ドライブなどの「ちょっと労力のかかる趣味」もおすすめです。

あとは「資格勉強」。
資格によっては半年以上勉強する必要もありますが、合格すれば上記の二つより自信への根拠となるでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
正直私も、自信が無いほうではあります。
ですので今回紹介した自己効力感の高め方は、現在進行形で実践中です。
最近は手軽に作れる朝ごはんのレパートリーを増やそうとしています。
あと最後にこんなことをいうのもなんですが、自信が無いことはそこまでマイナスではありません。
状況によってプラスに働くこともあります。
ですので理想は「自信がある自分」と「自信のない自分」を両立させることです。
自信はあるけど、念のため色々試行錯誤することで、行動によって良い結果になる確率をグンと高めてくれるでしょう。
この記事で一人でも多くの人が自らを信じられる人間になることを願っています。
今回は以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!
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