幸福へのライフハック:時には甘えることも大事

現代って精神的につらいことが多いですよね。

だけどSNSでそれを発信すると「それくらいで甘えるな」と一蹴される始末・・・

人間はロボットじゃねぇっての!!
と言いたくなります。

今回は、時には甘えることも必要だよねということを長々と書いていきたいと思います(笑)

軽い気持ちで見ていただければ幸いです。

「甘え」と「怠け」の違いについて

まず甘えとよく混合されがち怠け、二つの違いについて、

個人的にはこの二つを分かつ要素として「発生源」「波があるかどうか」だと思います。

1.発生源


怠けというのは習慣的な側面が強く、自己管理やモチベーションからくるものだと考えています。

そのため「どうしてやめたいと思うのか?」と深堀していくと

「楽したい」
「なにかから逃避したい」


のどちらかに行きつくのではないでしょうか?

一方で甘えの発生源というのは、
こうしたいという目的があって、そのための努力を続けていく途中で、体や心の「一旦休みたい」という叫びから来ているものだと思います。

人間はどんなことであっても永遠に続けることはできませんからね。

ランニングで例えるなら、
ただランニングが健康にいいから始めたほうがいいよと周りが言っているので始めようとすると、当然楽をしたい・逃避したいという本能が働くわけです。

そして疲れるから嫌だな~、明日から始めようかな~という感情が出てきます。
これが怠けです。

一方であるランニングの大会を完走するため、週に3回ランニングをしているとします。

自分にとっては身体的につらく、一旦休んでから再度始めたいと思うようになります。
これが甘えです。

2.波があるかどうか


怠けというのは嫌なこと、つらいことに対しては常に付きまとっているものです。
つまり上記のことに対して怠けには波がなく、ほぼ一定です。

一方で甘えは、努力と努力の間で湧き上がってくる思いなので、努力中のやる気とセットで波があります。




今の自分の感情は甘えなのか、それとも怠けなのかを判別できるようにしましょう。

ここで大切なのは自分にとって都合の良い思い込みに任せず、明確な基準を持って判断することです。

どんな人もムチだけじゃやっていけない

上記の判断で自分は甘えていると判断された方。

ご安心ください。

甘えることはダメなことではありません。
どれだけストイックな人でもムチだけではやっていけません。つぶれてしまいます。

特に現代は物価高、税金の上昇、正社員という安定した立場の崩壊、起業家や経営者の「努力が足りない」というポジショントーク・・・

精神的だけではなく、経済的にもムチが襲い掛かってきます。

物質的には豊かになりましたが、精神的に貧乏になりやすい時代です。

私の姉は学生時代、非常に明るく友達も多い、私とは対照的な人でした。

しかし大学卒業後、教員になってしばらくたつと、うつ症状がひどくなり休職、

今は勤務学校先も変わり前よりは落ち着いていますが、彼女もムチだらけで一時的につぶれてしまった状態だったのでしょう。

一時的に甘える場所がなく、ムチだらけというのはたとえ世間的に陽キャと呼ばれる人物でも耐えられずにつぶれてしまう恐ろしい状態なのです。

他人の「甘えるな」には耳を貸すな

はい、こういうことをSNSで発信すると湧いてきますよね。
「その程度で甘えるな」と言ってくる人が。

そういう人たちの発言はうのみにせずスルーしちゃいましょう。

なぜなら一時的に甘えることは悪いことではないことのほかに、2つの前提があるからです。

1.自分とその人は全く違う人間であること


誰一人として全く同じ人間はいません。
それぞれの人間にとって得意・不得意や楽なこと・つらいことというのは異なります。

だからこそ仮に「甘えるな」と言ってきた人に、どういうことがつらいのか事細かに説明しても、おそらくは理解されないでしょう。

ましてや全世界の人間が利用できるSNSのやりとりならなおさらです。

2.「甘えるな」発言の裏に真意があること


別に赤の他人に「甘えるな」といったところで、人生がよくなるわけではありません。

ではなぜ、その人はわざわざ「甘えるな」と言ってきたのでしょうか?

それは「俺が我慢しているからお前も我慢しろ」というスパイト思考や「つらいことに耐えている俺かっこいい」という自己肯定のために利用している可能性が高いです。

特に日本人は歴史的背景から、世界的にみてもスパイト思考が強くなりやすい人種といわれています。

スパイト行動とは|意味と対処方法 - 『日本の人事部』
「スパイト行動」とは、「自分が損をしてでも相手の利益を減らしたい」という心理傾向からくる行動です。たとえば、同僚の昇進を阻むために、自分の評価も下がるリスクを承知でプロジェクトを妨害するといった行為。スパイト行動が発生すると、組織にさまざまな悪影響をもたらします。


ですので日本人にとって現代は、これまでの組織への適応性と同じぐらい個性を求められる、言い換えれば、まるで相反するような2つの要素を持ち合わせていることが求められます

常に矛盾を抱えているわけですから、精神的につらくなるのは当たり前です(´;ω;`)

甘え方について

ここまで一時的に甘えることは悪いことじゃないよと伝えてきましたが、

ちょっと待ってください

甘え方を誤ってしまうと先ほどのSNSのように誰かに利用され、自分がよりつらくなってしまうどころか、搾取されてしまう可能性があります。

ですので甘え方には注意を払いましょう。

まず最初の甘え先としてSNS上にいる大多数の人間はおすすめしません

最初は自分のことをよく理解してくれる人、例えば親や友人。
あとはペットでしょうか。人や動物との触れ合いによって私たちの脳はオキシトシンというホルモンを分泌します。

オキシトシンはセロトニンドーパミンと同様に精神的に満たされるような感覚に起因する幸福物質であり、甘え先として適しているでしょう。

「幸せホルモン(幸福物質)4つ」ドーパミン・セロトニン・オキシトシン・βエンドルフィンとは? - 国立消化器・内視鏡クリニック
“幸せホルモン”(幸福物質)と呼ばれるドーパミン、セロトニン、オキシトシン、β-エンドルフィンの4つには、それぞれの機能や役割に加えて相互関係もあることが分かっています。ここでは、各ホルモンの特徴から、日常生活における“幸せホルモン”の捉え方や活用方法について、近年の研究報告を交えながら紹介します。


もしペットがおらず、親や友人にも甘えづらいという方は、ChatGPTをはじめとしたAIに甘えてみるのも良いでしょう。

先ほどの甘え先と比較して無機質でなんか甘えづらいな・・・と思いますが、まず否定されることはなく寄り添ってくれますし、解決法も提示してくれます。

私も相談したいことがあればまずはChatGPTに相談しています。

これらでも満足しないのであれば、カウンセリングや有料のコミュニティを利用するのもいいかもしれません。

ただし、これらはあくまで「ビジネス」・・・・・・・・・・として接しているので、本当にはずれを引いてしまうと搾取される可能性があるため、あまりおすすめしません。

利用するなとは言いませんが、
「搾取されていないか?」
「これで私の甘えは解消されているか?」

を確認するようにしましょう。

自分の気持ちに優しくなるために

甘えと怠けを正しく区別し、自分の感情をフラットに見つめられるようになると、無駄に自分を責めたり、他人の言葉に振り回されることが減っていきます。

心が疲れたときは、自分に優しく、そして信頼できる誰かに、ちょっとだけ甘えてみてください。
ムチばかりじゃ、誰だって走れません。

自分なりの「アメとムチのバランス」を探すことこそが、人生を長く楽しく走り続けるコツなのだと思います。

今回は以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!

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