先日のポケモンに関するニュースにて、対戦特化ゲーム「ポケモンチャンピオンズ」が発表されました!!
そこで今回はポケモンチャンピオンズに向けて、「タイプ」について、勉強しましょう!!
・・・え?
タイプ相性なんて、とっくに知っているって?
いやいや、タイプ相性だけではありませんよ。
ポケモンバトル、こと対人戦においてはタイプだけを切り取っても考えても、非常に奥が深いです(‘ω’)
今回の記事を読んでいただければ、タイプについてまだ気づいていない点も発見できるのではないでしょうか?
一応ポケモンSVのランクマッチにてマスターボール級に到達しているので、人並みよりかは知識があるほうだと自負しています。
もし誤りがありましたら・・・申し訳ありません(T_T)
最後まで読んでいただけると幸いです。
※本記事ではポケモン公式の画像が含まれます。また、対戦において使用される非公式専門用語は極力使わないようにしています。ご了承ください。
最強のタイプなんて存在しない
ポケモンのタイプは全18種類、ポケモンは2つまでタイプを持つことができるので、ポケモンの持つタイプの組み合わせは、
(単タイプ) + (複合タイプ) = 18 + (18×17) = 324 種類
となります。
(一部、登場していない組み合わせもあります。)
そして、タイプ同士のタイプ相性を図にしたものが下図となります。

世間では「このタイプが強い」「このタイプは弱い」みたいな声はありますが、私個人の意見を述べさせていただきますと、最強/最弱のタイプというのは存在しない、と考えています。
これは単に綺麗事というわけではなく、以下の理由が考えられるからです。
・各タイプのポケモンに「これができる/できない」など傾向がある。
・攻め・守り・その他役割全てを高水準に遂行できるポケモンが存在しない。
・対戦環境によっては、これまで日の目を浴びなかったタイプが注目されるなど、
タイプ評価の逆転が発生する。
よってタイプへの理解を深めるためには、攻め・守り・その他役割からタイプを考えることが必要です。
攻めからタイプを考える
上図のタイプ相性表から攻めにおいて、
こうかばつぐん(〇)
こうかいまひとつ(△)
こうかなし(×)
の数をまとめてみました。

攻めにおいて重要なのは、次の要素
・こうかばつぐん の多さ
・こうかいまひとつ の少なさ
・タイプ相性 or 特性 によって無効化されない
こうかばつぐん が多いのは、
5個:かくとう、じめん
4個:ほのお、こおり、いわ
こうかいまひとつ が少ないのは
1個:ゴースト、ドラゴン
2個:ノーマル、じめん、エスパー
タイプ相性よって無効化されないのは
ほのお、みず、くさ、こおり、ひこう、むし、いわ、あく、はがね、フェアリー
そのうち、特性によって無効化されないのは
こおり、ひこう、むし、いわ、あく、はがね、フェアリー
ほのお、じめん、かくとうは安定+高火力が優秀
ほのお、じめん、かくとうは命中100かつ高威力の技が揃っており、攻め(特にぶつり)において優秀なタイプと言えます。
また、守りにおいてもタイプ相性的に悪くないので、自身のタイプとして使っていくことをおすすめします。
ただし、どのタイプもタイプ相性や特性によって無効化される場合があるため、別のタイプの技を覚えておくと一貫性を持たせることができます。
<候補技>
ほのお :フレアドライブ、オーバーヒート、だいもんじ、かえんほうしゃ
じめん :じしん、10まんばりき、だいちのちから、ねっさのだいち、
かくとう:インファイト、かわらわり、せいなるつるぎ、とびひざげり、ドレインパンチ
こおり、いわはサブウェポンとして優秀
こおり、いわはこうかばつぐんが多いこととタイプ相性、特性によって無効化されてないことから、ほのお、じめん、かくとう同様に、攻めのタイプとして非常に優秀です。
しかし、それと同時に守りにおいてこうかばつぐんを受けやすく脆い一面があるのに加え、いわは全体的に命中不安、こおりは安定と火力の二者択一な技が多いので、メインのタイプとして使っていくのは少々心もとないです。
よって、自身のタイプにはない攻撃技、すなわちサブウェポンとして使うのがおすすめです。
<候補技>
いわ :ストーンエッジ、パワージェム、メテオビーム
こおり:つららおとし、れいとうビーム、トリプルアクセル
ゴースト、ドラゴンは高ステータスと相性良し
ゴースト、ドラゴンは無効化される場合がある点を除けば、こうかいまひとつの少なさによってどの相手にも安定したダメージを与えることができます。
そのため、こうげき/とくこうの高いポケモンとの相性が良く、ダメージ期待値の高さが優秀なタイプとなります。
特にドラゴンタイプの大器晩成ポケモン(通称600族)は、こうげき/とくこうの高いポケモンが多く、アタッカーとして採用されています。
<候補技>
ゴースト:シャドークロー、シャドーボール、ポルターガイスト
ドラゴン:げきりん、りゅうせいぐん、スケイルショット
ひこう、むし、あく、はがね、フェアリーは追加効果を狙え
無効化されないタイプについては、火力はそこまで高くないものの、追加効果が発生する技
・能力アップ/能力ダウン
・ひるみ
・先制
などを狙うタイプとしては優秀です。
守りからタイプを考える
上図のタイプ相性表から守りにおいて、
こうかばつぐん(〇)
こうかいまひとつ(△)
こうかなし(×)
の数をまとめてみました。

守りにおいて重要なのは次の要素
・こうかばつぐん の少なさ
・こうかいまひとつ の多さ
・タイプ相性によってあるタイプを無効化できる
こうかばつぐん が少ないのは
1個:ノーマル、でんき
2個:みず、どく、ゴースト、はがね、フェアリー
こうかいまひとつ が多いのは
10個:はがね
6個:ほのお
5個:どく
タイプ相性よって無効化できるのは
ノーマル (→ゴースト) じめん (→でんき)、
ひこう (→じめん) ゴースト(→ノーマル・かくとう)、
あく (→エスパー) はがね (→どく)、
フェアリー(→ドラゴン)
はがねは「タイプ受け」として優秀
はがねは半減の数が多く、こうかばつぐんの数も少ないため、いわゆる「タイプ受け」のタイプとして優秀です。
加えてアイアンヘッド、ラスターカノンなどの安定した攻撃技があり、一定水準の攻撃技も備わっています。
しかし、はがねタイプのステータスは基本的に低HP+高ぼうぎょ/高とくぼうであり、ダメージ計算式の性質上、効率の悪いステータス配分になっています。
そのため、高い数値で攻撃をしてくるポケモンに対しては、こうかいまひとつでも予想以上のダメージを受ける場面も多く、信頼しすぎるのもかえって危険です。
そのため他タイプとの複合により、はがねの弱点を無効化するか、こうかいまひとつの数を増やすことで、タイプ受けとしてさらに磨きがかかります。

ノーマルは「数値受け」として優秀
ノーマルは御三家ポケモンの次にゲットできる序盤ポケモンというイメージが強く、そこまで強いタイプと考えづらいですが、ほとんどの攻撃を等倍で受けることでき、いわゆる「数値受け」のタイプとして優秀です。
加えてはがねタイプ比較して、HPを半分まで回復する「じこさいせい」やその他補助技を習得するポケモンが多く、守りの他に様々な選択をとれることも魅力的です。
ただし、「序盤ポケモン」というイメージ通り、全体的なステータスが低く、こうかばつぐんを食らうと一気に崩される場面も多く、最低限のステータスを持ち合わせていないと、使うのが難しい傾向にあります。

無効化できるタイプはピンポイント採用として
タイプ受けや数値受け以外でも、対人戦環境で猛威を振るっているポケモンの使う技を無効化するタイプは、ピンポイント採用されることがあります。
タイプによる技の無効化というのは単にダメージの無効化だけではなく、追加効果発生を防ぐこともできるので、だいばつはつなどの自主退場やボルトチェンジなどの交換、グロウパンチなどの能力上昇も妨害することができます。
SVではタイプ変更が可能なテラスタル要素があるものの、黒馬バドレックスのアストラルビットを無効化するノーマルタイプ、コライドンのげきりんを無効化するフェアリータイプ、ミライドンのイナズマドライブを無効化するじめんタイプの採用があります。
タイプ相性だけではなく特性によって無効化できるポケモンの採用もあります。
特性:ちょすい(かんそうはだ、よびみず)
→ カイオーガのしおふき、ウーラオス(連撃)のすいりゅうれんだ
特性:もらいび(こんがりボディ)
→コライドンのフレアドライブ(ほのおテラスタル+はれ)
タイプ固有能力から考える
タイプの中には、固有の能力を持つタイプもあります。
下記表は、各タイプの固有能力(バトル関連)をまとめたものです。

ほのおタイプのポケモンはやけどにならないことから、やけどによるこうげき↓になりません。よってぶつりアタッカーとしての適性があります。
同様の理由で、どく(+はがね)タイプもとくしゅアタッカーとしての適性があります。
でんきタイプのポケモンはまひにならないことから、まひによるしびれがなく、すばやさ↓による後手が起こりにくいです。よってパーティの要となる技を繰り出し盤面を操作する役、いわゆる「起点作成」の適性があります。
タイプ相性によって、でんじはを無効化できるじめんタイプも、同様に適性があります。
他にもてんきによる恩恵を受けられるタイプや、特定の技を無効化できるタイプも存在し、タイプの固有能力が、ステータス/タイプ/技と噛み合っているポケモンの採用もあります。

最後に
ここまでタイプを中心に、攻守およびその他の役割を考えてきました。
先ほども述べましたが、各タイプの有用性については対戦環境によって変動するので、一概に「このタイプが強い」「このタイプが弱い」と言い切れません。
ゲームフリーク(ポケモンの開発会社)も各タイプに特徴を持たせつつ、タイプのバランスを保とうとする意志はあるのではないでしょうか。
ですのでタイプでえり好みせず、色々なポケモンを使っていくことが強くなるための近道だと思います。
今回は以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!
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