私が一人暮らしで気を付けていること:物件編



今回は一人暮らしを検討しており、

「なるべくお金をかけたくないけど、質も求めたい!!!」

という学生・社会人に向けて、私が物件選びで気を付けていたことを紹介します。

参考になれば幸いです。

家賃=「部屋の質」×「隣人の質」


物件関連の費用で家賃は、最も高額かつ継続的に払わなければならないのでこだわりたいですよね。

家賃は部屋の質はもちろんのこと、隣人の質を含んだパラメータだと思っています。

例えば都心部で家賃2万円の物件があったとします。間取りや部屋の写真を見た限り悪いところは特になさそうです。

家賃の相場を知っている方であれば良物件であることは明白です。

しかし、そう思っている人はあなただけではないでしょう。
家賃を見ずに物件を選ぶという方は、よほどの大富豪でない限りいませんから、あなた以外も目星をつけることは確実です。

でも目星はつけてもこう思うはずです、
「こんな物件でこの安さ・・・怪しくね?」
と。

何か重大な欠陥を抱えている、例えば少し前に誰かが亡くなった、他の物件が邪魔をして日当たりが非常に悪い、田んぼや森林と隣り合って虫が入りやすい・・・など、可能性はいくらでもあるでしょう。

にもかかわらず、その物件を選んだ人というのは、少し言い方は悪いかもしれませんが想像力が欠如した人間である可能性は高いです。
※もちろん別の可能性もあります。ここだけ切り抜かないでくださいね、私が悪者みたいになっちゃうので(笑)

ということは、隣人のことを考えず夜中に騒いだりすることもあるわけですよ。

隣にだれが住んでいるか徹底的に調べろとまでは言いませんが、家賃の安すぎる物件に手を出すことはおすすめしません。物件選びで失敗したくないのであればなおさらです。

住んでいる地域によって家賃の相場は異なるので、この値段だ!!とは言えませんが、安くても家賃相場の80%ほど。

私の地元の家賃相場がだいたい43000円でしたので、43000×0.8=34400円、だいたい35000円以上の物件に絞ります。

家賃の価格帯を決める際に参考にしてはどうでしょうか?

各都道府県の家賃相場についてはこちら↓
wagayaジャーナル 各都道府県の家賃平均相場

敷金はいいけど礼金は・・・

まず敷金と礼金について説明すると、

敷金

賃貸物件を借りるにあたって、大家さんに対して預ける担保
使わなかった分は退去時に返金される。

礼金

賃貸借契約時に大家さんに対して支払う「お礼」
※原則返金なし

諸説ありますが、1923年の関東大震災によって多くの貸家が倒壊・焼失し、住む家を失ってしまった人々が続出。

そこで、家を失った人々に対し優先的に家を貸してくれた大家さんに、お礼として支払ったお金が礼金の起源とされています。



参考記事:
LIFULL HOME’S 敷金と礼金は何が違う?
高級賃貸.comのブログ 敷金・礼金の歴史




この2つの説明を読んでなんとなく察する方もいるとは思いますが、現代において借りる側が敷金を払う価値はありますが、礼金を払う価値はありません

賃貸物件なんて、地元だけでもごまんとありますからね。

貸す側にとってメリットしかないため、現代まで根強く残っているのでしょう。

礼金のない物件だけに絞るのも問題はないでしょう。私の借りている物件も礼金はありませんが、それによって特段困ったことはありません。

敷金については、基本的に家賃単位で支払うことになります。
借りている間に部屋をめちゃくちゃ傷つけてしまう・・・という方以外であれば、敷金は家賃1か月分相当に絞っても問題ありません。

ガス代、インターネット代はこだわりましょう

家賃のほかに月々に支払う費用として、ガス代、電気代、水道代、インターネット代があります。

電気代については地元の電力を管理している電力会社、水道代であれば地元の上下水道局に原則支払います。

ですので、電気代・水道代についてはそこまで選択肢が多くありません。
※電気代については契約プランによる多少の選択肢はあります。

こだわるのであればガス代・インターネット代ですね。

インターネット代については、ネット使用頻度が人によってかなり異なるため、ここでは説明は省きますが、ガスは誰でも使うかつ、落とし穴があります。

まずガスは大きく分けてプロパンガス都市ガスの2種類あります。

プロパンガス

プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス(LPG)で、大半を海外から輸入している。

LPガスが入ったボンベを事業者が配送することで、供給される。

都市ガス

メタン(燃える気体)を主な成分に持つ天然ガスで、海外から輸入する液化天然ガス(LNG)が大半を占める。

道路の下のガス管を通じて供給される。

参考記事:一般社団法人 日本ガス協会 都市ガスとLPガスの違い


都市ガスは供給システムに人による配送が介入せず人件費・配送費を抑えられるため、プロパンガスより利用料金が安い傾向にあります

「じゃあガスは都市ガス一択だ!!!」
と考えるかもしれませんが、そもそもガス管がつながっていないと都市ガスは利用できません。

都心部であれば都市ガス利用可の物件は多いのですが、都心部以外の物件は都市ガス利用可の物件は限られます。

ということでプロパンガスを利用する場合、注意してほしいのが以下の2点
・基本料金と従量料金は相場と乖離していないか?
・その物件はガスの供給会社を変更できるか?

プロパンガスの供給会社は個人経営から大企業まで全国に15000社以上あります。
各会社で基本料金、従量料金を含む料金プランは異なります。

ですので、会社によってはガス利用量が同じなのに毎月の利用料金が1000円以上違う、ということもあります。1年で換算すると12000円以上違うということです。

みなさん12000円で何ができると思いますか?
新作ゲームソフト2本くらい買えますし、大半のサブスクリプションサービス1年分は契約できますし、本は確実に5冊以上購入できますし、そこそこ良い釣り竿を買えますし・・・・

話が脱線してしまいましたが、とにかく契約するガス供給会社の基本料金と従量料金、特に従量料金が相場と乖離していないか、チェックしましょう。

またもし料金改定によって契約内容が悪くなった時のために、供給会社を変更できる物件であれば尚良しですね。

近くにスーパー or ショッピングセンターはありますか?

立地も物件において非常に重要な要素です。

特に一人暮らしの場合、生活必需品はすべて自身で買わなければなりません。

生活必需品がそろっているスーパー、ショッピングセンターが遠くにあると、一回一回の買い物がひじょ~に面倒くさくなります。
車で買い物に行くのであれば、ガソリン代もついて回ります。

やはり近くにスーパー or ショッピングセンターがあるということもマストです。

理想としては、
自転車 or 徒歩 :自宅から10分以内。ある程度の荷物を運ぶ上で、息が上がらない程度の距離。
車       :自宅から5分以内


またコンビニについては、スーパー、ショッピングセンターでの同商品と比較して値段が高い傾向にあるので、生活必需品の買い物場所としては適していません。

コンビニをよく利用するという方は、それも踏まえて物件を選んでもどうでしょうか?

まとめ

物件選びで気を付けてほしいこととしては以下の通りです。

要素気を付けるべきこと
家賃(地元の家賃相場)×0.8~
敷金・礼金・礼金はなし
・敷金は家賃1か月分
ガス代できれば都市ガス可。
プロパンガスの場合は、基本料金、従量料金が相場相当かつ後から変更可
立地スーパー or ショッピングセンターが自宅から
自転車 or 徒歩:10分以内
車      :5分以内

もちろん物件の良し悪しについては、その人の価値観で変わってきますので、鵜吞みにせず参考程度にとどめておいてください。

これらの条件をすべて満たしたからといって、あなたにとって最高の物件だと保証するものではありません。

ただ、物件選びは人生で高額なお買い物Top10には入ると思いますので、自分なりの基準を持ちつつ選び、快適な生活を送りましょう!!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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