ステータスのあれこれ【ポケモンチャンピオンズに向けて】

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今回はポケモンチャンピオンズに向けて、ステータスに関する深堀りをしていこうと思います。


尚、本記事ではポケモンのステータスを決定する3値や性格補正を知っている前提で説明を進めていくため、分からない方がいれば下記リンクの記事を読んだうえで本記事に戻っていただきたいです。

ポケモン廃人への道①三値について|clef
ポケモンには 種族値、努力値、個体値というものが存在し それら3つの値の事を三値と呼びます。 ①種族値とは もともと各ポケモンに備わっている 能力値の上昇率の特徴(度合い)みたいなもの ガブリアスを例にするとこの部分↓↓↓ こうげきとすばや...
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ステータスはどうやって決まる?

ポケモンにはHP(以下H)、こうげき(以下A)、ぼうぎょ(以下B)、とくこう(以下C)、とくぼう(以下D)、すばやさ(以下S)の6ステータスがあります。


各ステータスの計算式は下記のようになっております。

・H
=(種族値×2+個体値+努力値/4)×レベル/100+レベル+10

※ヌケニンを除く

・H以外のステータス
={(種族値×2+個体値+努力値/4)×レベル/100+5}×性格補正(0.9~1.1)



これまでのポケモン対戦でよくあるシチュエーション(レベル50,個体値が最高(31))を代入すると

・H
=(種族値×2+31+努力値/4)×50÷100+50+10
=種族値+努力値/8+75.5

・H以外のステータス
={(種族値×2+31+努力値/4)×50÷100+5}×性格補正(0.9~1.1)
=(種族値+努力値/8+20.5)×性格補正(0.9~1.1)


例としてピカチュウの場合でステータスを算出してみましょう。
※小数点以下は切り捨て


上記の場合、努力値を最大まで振ったピカチュウのHは

H=H種族値+努力値/8+75.5
=35+252/8+75.5
=142

そして努力値最大かつ性格補正プラスでのSは

S=(S種族値+努力値/8+20.5)×性格補正(1.1)
=(90+252/8+20.5)×1.1
=156

素早さの範囲


ポケモンのステータスにおいて、特に重要視されるのが「すばやさ(S)」です。相手より1でも上回っていれば常に先手が取れるため、Sの高いポケモンは相手に阻害されずに行動できる可能性が高いです。


先ほどのピカチュウの場合、下記パターン①~④の相手に対して、次のすばやさ種族値のポケモンまでなら先制をとることが可能です。


①のパターンはよっぽどのことが無い限りあり得ませんが、自分と相手の努力値と性格補正の組み合わせによっては、S種族値が60以上離れているポケモンに対しても先制をとれる可能性はあります。


ピカチュウのS種族値以外で追い抜きが可能なS種族値を下記に示します。


第9世代時点で最も速いメジャーポケモンは黒馬バドレックスであり、追い抜くためには最低でもS種族値110相当が必要であるといえます。(尚、スカーフ持ちの場合、S種族値83以上で最速黒馬バドレックスを抜ける)

ダメージ計算式から見る耐久と火力

次にダメージに関わる話をします。


①’→②’→③’の順で値を算出し、最後に乱数(0.85,0.86,・・,0.99,1)をかけることでダメージが算出されます。

①’:(攻める側のレベル)×2÷5+2→切り捨て
②’:①×技威力×タイプ相性×A(C)/B(D)→切り捨て
③’:②÷50+2→切り捨て
④’:③×乱数(0.85,0.86,・・,0.99,1)

タイプ相性、天候、フィールド、道具の効果を一旦端に置いて、同じ攻撃を何発当てたら相手が倒れるか求めるためには、③’/(守る側のH)×100で求めることができます。


したがって、ダメージの算出には攻める側と守る側における、下記数値が直結してくるといえます。

攻める側:A(C)×技威力
守る側 :B(D)×H


一般的に攻める側の数値は火力指数、守る側の数値は耐久指数と呼ばれています。


このポケモンはどれだけ攻めが強いか?、またどれだけ守りが強いか?、これらをざっくり知るには火力指数・耐久指数は非常に便利な指標です。

HとB(D)、どっち優先?

まず耐久に関して、
HとB(D)はどちらに努力値を振った方が効率が良いのでしょうか?


努力値252分を次のパターンA’,B’で振り分けるとする。いわゆる片方のみに極振りしたパターンです。

A’:Hに0、B(D)に252
B’:Hに252、B(D)に0

そして各種族値の組み合わせによる耐久指数のクロス集計を作成してみました。


青がA’>B’となる組み合わせ黄がA'<B’となる組み合わせを示しています。


上記の結果、ほとんどの場合はパターンA’の方が耐久指数が高くなるが、低H種族値×高B(D)種族値の組み合わせではパターンB’の方が耐久指数が高くなります。


つまり、おおまかな目安として高いステータスにさらに努力値を振るよりも、低いステータスを補う目的で努力値を振るほうが耐久指数が伸びやすいといえます。

理想の耐久

上記からさらに踏み込んで、物理と特殊の片方だけではなく両方を受けることを想定した場合、もっとも効率の良い努力値の振り方とはどのようなものでしょうか?


実はこの問いに対してあるひとつの答えが出ており、それは(H実数値)=(B実数値)+(D実数値)に近づけるようにして振ることです。なぜそれがベストなのかは説明すると時間を要するため、下記リンクを参考にしていただきたいです。

H=B+D ―― 基本中の基本 - 机上論は強い


技威力とステータス、どっち優先?

次に火力に関して、
高いA(C)種族値と高火力技、どちらの方を優先するべきでしょうか?


こちらも例として、努力値最大かつ性格補正プラスの下記アタッカーC’,D’を比較してみましょう。


C’:ブーバー(C種族値100)のオーバーヒート(技威力130)
D’:レシラム(C種族値150)のかえんほうしゃ(技威力90)



一見するとC種族値の差は50、技威力はAの方が上回っているものの、見た目も相まってD’の方が火力が出そうである。しかしC’,D’の火力指数を計算してみると・・・

C’:130×(100+252/8+20.5)×1.1×1.5 = 32604
D’:90×(150+252/8+20.5)×1.1×1.5 = 29997


なんとAの方が火力指数が高いことが分かります。こちらも同様にA(C)種族値と技威力の組み合わせによる火力指数のクロス集計を示します。

先の比較結果通り、技威力を伸ばした方が火力指数が高くなります。種族値の高さも大事ですが、技威力の方が火力に大きく影響していると考えられます。


もちろん理想は高種族値×高威力技ですし、高威力技には何かしらデメリットつきなので、必ずしも一瞬の火力が高ければ良しというわけではありません。しかし低種族値でも高火力技を使えばある程度火力を補えるといえます。

ステータス(種族値)に振り回されるな

対戦では高種族値でかつ効率の良い配分のポケモンが選ばれがちですが、それだけでポケモンの強さが決まるわけではありません。


ステータス(種族値)だけに振り回されず、技や特性、道具とのかみ合い等も考えて評価することがさらにポケモン対戦を強くする第一歩になると考えます。


今回は以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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