ゲームプレイのノイズになる考え 後編

こちらの記事は「ゲームプレイのノイズになる考え 前編」の続きになります。

前編はこちら

効率主義

攻略動画や攻略サイトでこの話題は尽きないですよね。

なぜ最近のゲームプレイに効率化が求めらるようになったかというと、やはり1ゲーム当たりの寿命が延びてきたというのがあるでしょう。

前編でも少し触れましたが、一昔前のゲームはストーリーがクリアすれば最初、もしくはクリア手前の時点に戻されます。

しかし最近のゲームはエンドコンテンツ、DLC、対人戦要素などクリア後もプレイを飽きさせないようなコンテンツを提供し、ゲームによっては本当の終わりはどこか?が分からないものもあります。

例えるなら、今までは短距離走で済んでいたものが、果てしない長距離走になってしまったのです。
長距離走であれば、最初は小さな差でしかなかったものがゆくゆくは大きな差へと変わります。

だからこそ、極限まで効率化を求めて、この長距離走で優位に立つ!!!
という心理が働きやすいのかもしれません。

またソシャゲ、周回プレイ前提のゲームやより短い時間でクリアするTAS(Tool-Assisted Speed run)の流行もこの考え方に拍車をかけていると思います。

しかし、この効率化を最優先にしてしまうとどうしても作業感が強くなってしまうというか・・・
純粋な思いでゲームを楽しめなくなってしまうこともあります。

どんな趣味でも初めは楽しいという思いで始めるはずです。
最初から効率を求めすぎず、すこしは成り行きに身を任せてはどうでしょうか?

対人戦が強い=偉い

今やゲームは稼ぐことのできる手段でもあります。

日本のプロゲーマーの合計獲得金額のトップはおおよそ1億8500万円で、世界の場合10億7700万円です。

またゲームプレイの技術だけではなく、ゲーム実況も収入源となりえます。ゲーム実況による収入のランキング記事によると、年収1000万円以上稼いでいる人は数多くいるみたいですね。
参考記事:YouRank ゲーム実況Youtuber 年収ランキング

日本の社会人が生涯稼ぐ平均収入が2億5000万円といわれていますので、ゲームで食っていくというのも、あながちできないわけではありません。

最初が娯楽だけのものだったのが、競技化や稼ぐ手段になった・・・
なんかこれと似たようなものがありませんか?

そう、スポーツです。

どのスポーツも元々は楽しむために生まれたはずです。最初から誰かに勝つことや稼ぐことを想定して生まれたスポーツはおそらくないでしょう。

しかし、スポーツ人口が増加していくにあたり、競技化され稼ぐ手段となり得ました。
今ゲームがたどっている道とほぼ同じです。

私は学生時代はスポーツに打ち込んだ経験がありますので、オリンピック・世界選手権で優秀な成績を納めた方たちを尊敬しています。

しかし、彼らは私たちと同じ「一人の人間、いちプレイヤー」でしかありません。
彼らのすべての行動・発言が正しい、もしくは私たち向けとは言い切れません、長年の経験により参考にできる部分はありますけど・・・

ではゲームはどうでしょうか?
プロゲーマーではないにしろ、対人戦動画がメインの有名なゲーム実況者が放つ言葉やとった行動は、正しいはずだと思いがちです。

しかし、かれらもまた「一人の人間、いちプレイヤー」です。

時には間違った言動・行動をとることもあるでしょう。
ゲームプレイヤーとしての優劣はありますが、人間としての優劣はないと思います。

だから対人戦ないし一人プレイの場合でも、自分が望む結果を得られないからといって、悲観する必要はないと思います。

逆に優秀な成績を納めている人に対して、変に神格化する必要はありません。
あなたのペースでゲームを楽しめばいいだけです。

最後に

構想時点ではそこまで文字量がなかったのですが、書いていく最中に熱が入ってしまい、気が付くとかなり長文になってしまいました(笑)

前編の最初でも述べましたが、今回の記事は「たまには初心に帰れよ」と自分自身に言い聞かせるために書いたものでもあります。

長年ゲームを遊んできた方にとっては、どこかあてはまった部分もあったのではないでしょうか?

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

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