人生、競争ありきで考えるのやめませんか?

私の家はいわゆる「スポーツ一家」で、これまでスキーをはじめ、サッカー・野球・テニスと、さまざまなスポーツを経験してきました。

ただ、私はどちらかというとインドア派です。

家で絵を描いたりゲームをしたりする方が好きです。
正直なところ、スポーツはあまり得意でも好きでもありませんでした。

とはいえ、親から「常に何かしらのスポーツに関わっていてほしい」という思いを感じ取っていたこともあり、スポーツから完全に離れることもできず、内心しぶしぶ続けていた部分もあります(-“”-)

そんな経歴ですので多少バイアスがかかっているとは思いますが、今回はスポーツにも深くかかわっている「競争」について、自分の考えを書いてみたいと思います。

日本はまだまだ努力・根性至上主義?

最初に言っておきますが、私は努力や根性は成果を出すために必要な要素だと思っています。

実際に私もスポーツに限らず、努力の積み重ねが実った経験は何度もあります。

ただ、日本社会全体を見ると、今でも根強く残っているのが

「楽して成果を出すのはズルい」
「苦労しないと意味がない」


という価値観です。

こうした考え方の背景には、「努力・謙虚・我慢」が美徳とされてきた文化や、努力と根性によるものづくりが日本の経済成長を支えたという歴史があるのかもしれません。

しかし、すでにその時代から30年以上が経ち、今は令和です。
常識は大きく変わってきています。

にもかかわらず、「努力・根性で何とかする」文化だけが変わらないのでは、今の常識と合わず成長が遅れるのは当然でしょう。

これからの時代に必要なのは、ただ努力するのではなく、
「どう努力するか?」
を見直すことだと思います。

最新の知見を調べて、AIや自動化を活用して効率化できる部分は省略し、余ったリソースを自分の強みを活かす分析や思考にまわす・・・

そんな賢い努力が、現代の競争を生き抜く上で重要なのではないでしょうか。

「楽しむ」と「勝つ」のバランスの難しさ

これはスポーツに限らず、趣味や仕事でもよく感じることですが、「楽しむこと」と「勝つこと(成果を出すこと)」のバランスって、本当に難しいものです。

「勝つ」ことを優先すると、勝つ以外のことが無価値に思えてしまったり、常に他人との比較に苦しんだり、プレッシャーで楽しめなくなってしまったりします。

一方で、「楽しむ」ことだけを優先すると、刺激や挑戦が減って惰性になってしまい、「結果が出ない自分」にモヤモヤすることもあるでしょう。

どちらも極端に偏ると続きませんし、心もすり減ります。

私のおすすめは、「勝つ」「楽しむ」以外にもそれをやる理由、いわゆる第3の理由を持つことです。

理由はなんでもいいですよ。
「これのこういうところが無性に好きだから」とか「友達を増やしたいから」とかでもいいですし、

・・・モテたいから?
とても良い理由じゃないですか!(^^)!

むしろそれくらいのほうが、変に続けるためのハードルを上げることなく続きやすいです。

この第3の理由があると、勝てない・楽しめない自分を責めずに済みますし、長く続けやすくなります。

絶対評価を意識する

競争とはつまり、
「相対的評価による地位の取り合い」
です。

入試で考えてみると分かりやすいと思います。

例えば100点満点のテストで上位50名が合格できるとして、
100点中95点という高得点を出しても、96点以上が50名以上いると不合格になります。

95点の人物は相対評価によって、96点以上の人物たちに「入学できる権利を持つ地位」を取られたことになります。

もちろん、地位の枠が限られている以上、相対的な基準で評価されるのは仕方ありません。

ですが、あまりにも相対評価ばかりを重視してしまうと絶対評価、
例えば昔の自分から成長していることや、何かができるようになったことの価値が薄まってしまいます。

ですので競争の中で絶対評価も忘れずに意識しましょう。

たとえば、「少し前の自分に比べてこれができるようになった!」といった小さな成長を記録していくのもおすすめです。

最初は「こんなの意味あるのかな…」と思うかもしれませんが、続けることで自己肯定感が高まり、長期的な視点で自分を育てていく感覚が持てます。

相対評価だけに依存するのは、ある意味で歪んだ物差し・・・・・・で生きることでもあります。

だからこそ、成長を認識できる絶対的な視点も、日々の中で大切にしていきたいものです。

まとめ

競争社会を生きていく中で、私たちはつい「勝つこと」だけにフォーカスしてしまいがちです。

でも本当に大切なのは、「どう努力するか」「何のためにやるのか」「誰と比べるのか」――
そんな問いを自分自身に投げかけながら、前に進んでいくことなのだと思います。

そうすることで競争がただのラットレースではなく、自身を成長させてくれるものへと変えることができます。

まぁとにかく、競争による相対評価にとらわれず、自分のペースで工夫しながら前に進んでいきましょう(‘ω’)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!

↓合わせて読んでほしい記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました