第7回目は「アンコール」です。
概要
タイプ:ノーマル
分類:変化技(メンタル)
PP:8
効果:
3ターンの間、相手は最後に使用した技しか使えなくなる。ただし、PPが0になると解除される。
主な仕様:
・みがわり状態を無視して効果が発動する。
・アンコールされたポケモンが技「バトンタッチ」を繰り出した際、バトンタッチ先のポケモンにアンコール状態は引き継がれない。
・次のいずれかの効果でアンコールされた技が出せないとき、次のターンからどちらかの状態が解除されるまで技「わるあがき」を繰り出す。
ーかなしばり
ーじゅうりょく
ーじごくづき
ーちょうはつ
ーふういん
・いちゃもん状態でもある場合、わるあがきとアンコールされた技を交互に出す。
・アンコール状態になったターンに、自身の行動順が回ってくるまでに何らかの方法(メンタルハーブ等)でアンコール状態が解除されれば、選択通りの技を繰り出す。(行動順が回ってくるまでは、ターン始めに指示していた技を出そうとしている扱いであるため)
強み
1.相手の行動を制限
1回の行動の重要度が大きいポケモンバトルにおいて、同じ技で縛られるというのは文面以上に強力な効果になります。
特に下記のような、対面時に2回以上使用することがほぼない変化技に対して、技「アンコール」が決まれば、相手のポケモンを無力化することができます。
・「オーロラベール」「ひかりのかべ」「リフレクター」の壁系変化技
・「ステルスロック」「まきびし」「どくびし」の設置系変化技
・「つるぎのまい」「わるだくみ」などの火力強化系の変化技
2.自分に有利な展開へ
相手がそのまま同じ技を繰り出す選択を取る、もしくはアンコール状態を嫌って別のポケモンへ交代する隙に、自分に有利な展開を作り出してチャンスへつなげることができます。
有利な展開へのつなげ方としては、後述する相性の良い技の部分で触れます。
技「ちょうはつ」との違いは?
効果が類似する技として、3ターンの間攻撃技しか出せなくなる技「ちょうはつ」があります。
この2つの技の違いとして、技「ちょうはつ」は有利な盤面へとつなげられる変化技を出せなくすることで、他のポケモンへの交代を促す役割として使われることが多いです。それに対して技「アンコール」は相手のポケモンを無力化しつつ、わざと居座らせることでこちらに有利な展開を整える役割として使われることが多いです。
簡単に言えば、技「ちょうはつ」は守りとしての変化技の側面が強く、技「アンコール」は攻めとしての変化技の側面が強いと言えます。
弱み
1.交代に弱い
技「アンコール」を繰り出そうとしたターンに交代されてしまうと、本来縛りたかった技で縛ることができず、加えて相手はノーダメージで有利なポケモンに交代することができます。
さらに技「アンコール」を持っていることがバレてしまうので、今後の立ち回りの材料にされることも。
上級者になってくると、相手側もどのポケモンが技「アンコール」を持っているのか把握しており、アンコール対策として交代して様子を見ることもあるため、交代されたらどうするかは事前に考えおきましょう。
2.メンタル技は対策されやすい
技「アンコール」はメンタル技です。
メンタル技は効果が強力なのもあり、同じくメンタル技である技「ちょうはつ」「いちゃもん」などとまとめて対策されているケースが多いです。代表的なものでいくと、技「ちょうはつ」、特性「アロマベール」
「おうごんのからだ」
、メンタルハーブなどがあります。
したがって、技「アンコール」の対策の対策があれば、いくばくか通しやすくなるかと思います。
相性の良い組み合わせ
技「アンコール」は基本的に相手の行動を見てから繰り出した方がリターンが大きいので、すばやさの高いポケモンと相性が良いです。
【すばやさ種族値110以上の習得ポケモン一覧】
相性の良い技
アンコール同様に、相手の行動を阻害する変化技の多くと相性が良いです。
攻撃技でアンコール状態にしたあと、技「みちずれ」を繰り出すことで、アンコール状態にした相手のポケモンを強制的にひんしにさせる盤面を作ることができます。
変化技を繰り出す相手のポケモンに対し、先に技「みがわり」を繰り出して変化技を無効にしつつ、技「アンコール」で無効となった変化技で縛り続けることができます。
仮に相手が交代してきたとしても、みがわり状態によって1回は安全に行動ができるので、交代に対するケアも可能です。ただし、みがわり状態を貫通する変化技や音技には注意しましょう。
アンコール状態によってひとつの技しか繰り出せない状態で、技「いちゃもん」「かなしばり」を繰り出すことで、相手のポケモンはひとつも技を繰り出せなくなり、わるあがきしか出せなくなります。
【いちゃもん】
相手は同じ技を連続して繰り出せなくなる
【かなしばり】
相手は4ターンが経過するまで、最後に使用した技を繰り出せなくなる
この戦法によって相手のポケモンを無力化できるだけではなく、わるあがきによって自傷ダメージを与えることもできます。
技「うらみ」は相手のポケモンが最後に使った技のPPを4だけ減らす変化技です。
この技とアンコールを組み合わせる目的としては、技「はねやすめ」「じこさいせい」などの回復技をアンコールし、技「うらみ」によってPPを削ることで回復技を多用する耐久ポケモンの弱体化を狙うことができます。
基本的にHPを半分回復する技のPPは少ない(8)ため、1回でもうらみが入ってしまえば、相手のポケモンの耐久時間の大幅に減らすことができます。
・交代技×アンコール
アンコール後、アンコールした技に耐性のあるポケモンと交代し、有利な盤面を作り出すことができます。
【例1:変化技をアンコール】
技「つるぎのまい」をアンコールし、交代技で特性「てんねん」持ちのポケモンと交代する
【例2:攻撃技をアンコール】
技「じしん」をアンコールし、交代技でひこうタイプのポケモンと交代する
●交代技一覧
| 技名 | タイプ | 習得可能な代表ポケモン |
| とんぼがえり | むし | ・ミミロップ![]() ・コノヨザル ![]() ・ゴウカザル ![]() |
| クイックターン | みず | ・ダイケンキ(原種/ヒスイ)![]() ・アシレーヌ ![]() |
| ボルトチェンジ | でんき | ・ライチュウ(原種/アローラ)![]() ![]() ・エモンガ ![]() |
相性の良い特性
先述の通り、すばやさの高いポケモンと相性の良いアンコールですが、特性「いたずらごころ」によって優先度+1になれば、すばやさが低くとも先に行動できる確率が高いため、相性の良い特性になります。
先述の通り、技「アンコール」の対策として、技「ちょうはつ」による変化技封じがあります。
特性「アロマベール」はメンタル技の効果を受けないため、ちょうはつを無効化し、さらに相手のポケモンをちょうはつでアンコールします。
特に特性「いたずらごころ」持ちのポケモンはちょうはつを繰り出すことが多いため、対策の対策として知っておきたい事項です。
技「アンコール」はみがわり状態を貫通しますが、それでも特性「アロマベール」や「おうごんのからだ」によって防がれることもあります。ただ、特性「かたやぶり」であれば、相手の特性を無視して技「アンコール」を決めることができます。
特性「かたやぶり」はメガギャラドス
やオノノクス
など、攻撃を防ぐ特性を無視して攻撃が通るように、アタッカーに採用されることが多い特性ですが、変化技を通す特性としても採用価値のある特性になります。
相性の良い持ち物
・ゴツゴツメット×アンコール
ぶつり技、特に直接攻撃のぶつり技をアンコールすれば、何もしなくても最大で最大HPの1/2分削ることができます。
2026年7月時点ポケモンチャンピオンズにて、ゴツゴツメットはまだ実装されていませんが、初登場以降皆勤賞の持ち物のため、いずれ実装されることは確実です。
最後に
技「アンコール」は使い方が難しい変化技ではありますが、どういった際に役立つのか分かるようになれば、変化技でこちらを崩そうとしてくるポケモンへの有効打になります。
時には攻撃技を繰りだすだけでは突破できない不利盤面もあります。その盤面を覆すための勉強としても、採用して使い慣れていきましょう。
今回は以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
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